社会保険庁は18日、国民年金関係の個人情報が内部から流出した疑いから、オンラインシステムなどを調査していることを明らかにした。
社会保険庁では、女優の江角マキコさんや、小泉純一郎総理大臣らの国民年金情報が週刊誌などに報道された点を問題視。年金情報が登録されている社会保険オンラインシステムへのアクセス記録が保存されていることから、記録を調査して情報を流出させた職員を特定するという。
オンラインシステムは、東京の社会保険業務センターと全国312カ所の社会保険事務所の事務所から、専用カードを持つ職員のみがアクセス可能だ。社会保険庁によれば、個人情報保護の内規に則って、被保険者本人の同意がない限り、情報の照会はしないという。なお、すでに調査は始まっており、「もし“犯人”を特定できれば、内規に従って処分する可能性がある」としている。
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■URL
社会保険庁
http://www.sia.go.jp/
( 鷹木 創 )
2004/05/18 17:01
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