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GMO、仮想ハブに接続する形のVPNサービス「GMOどこでもLAN」を開始


GMOの熊谷正寿代表取締役社長(左)と、フリービットの石田宏樹代表取締役社長(右)
 グローバルメディアオンライン(GMO)は20日、フリービットとの提携によりASP型のVPNサービス「GMOどこでもLAN」の提供を開始した。専用のVPNソフトをPCにインストールし、用意された仮想のハブに接続する形でVPNを提供する。料金は月額3,150円で、5台まで利用可能。対応OSはWindows Server 2003/XP/2000。

 GMOどこでもLANは、フリービットが開発したVPN技術「Emotion Link」を採用したサービス。VPN接続を行なうPCに専用のクライアントソフトをインストールし、用意された仮想のハブに接続することで、インターネットに接続されている環境であればどこでもVPNが利用できる形のサービスとなる。

 VPN用のソフトウェアは、Webブラウザで専用Webページにアクセスすると、自動的にインストールされる仕組み。ソフトウェアを起動して、IDとパスワードを入力すると仮想ハブに接続され、VPNの利用が可能となる。インストールしたソフトウェアは仮想のEthernetアダプタとして認識されるため、LAN上で動作するアプリケーションはすべてそのまま動作するという。

 仮想ハブへの接続はHTTPSを利用して行なわれ、通信路は128bit SSLによって暗号化される。外部へのHTTPSによる接続や、通信で利用するTCP 9000~9099番ポートがファイアウォールなどによって遮断されていない限りは、サービスの利用が可能となる。割り当てられるIPアドレスはプライベートアドレス(10.x.x.x)で、ブロードキャストパケットやマルチキャストパケットにも対応しているため、Windowsのファイル共有でのホスト一覧の取得なども可能。

 サービスの申し込みはオンラインサインアップが可能で、料金はクレジットカード払いと請求書払いが用意される。料金は初期費用が5,250円、月額料金が3,150円で、1契約につき5台までの利用が可能。オプションサービスとして、20台まで追加が可能となっている。

 サービスを開発したフリービットによれば、今回提供する仮想ハブ型の接続形態のほか、PPPモードと呼んでいるIPベースでのVPN接続も開発を進めており、こちらはより大規模な企業での利用にも適しているとしている。また、Emotion Linkをインストールしていない機器とのプロキシや、Windows以外にMac OSやLinuxなどのドライバも開発しているという。


今回提供するハブモードと、開発中のPPPモードのスペックシート 他のVPNソフトとの比較

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.gmo.jp/press/release/20040520.html
  GMOどこでもLAN
  http://www.dokodemolan.com/


( 三柳英樹 )
2004/05/20 17:37

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