飛行中の旅客機内からインターネットに接続できるサービスが今週始めにスタートした。17日、ルフトハンザ航空のミュンヘン発ロサンゼルス行きの定期便において、飛行機ブロードバンドの商用運用としては世界初となる「FlyNet」の提供が開始された。
FlyNetは、米Boeingの「Connexion by Boeing」により提供されるもので、乗客は機内においてIEEE 802.11bの無線LANを用いてノートPCなどから接続可能。さらに飛行機から地上のネットワークへは通信衛星を介して結ばれる。利用料金は、30分9.95ドルで以降1分につき0.25ドルの従量制か、6時間以上が29.95ドルの定額制から選択できる。
インターネット接続のほか、機内サーバーも用意されており、ニュースや目的地の情報などを提供するポータルサイトは無料で利用できる。
ルフトハンザでは、ミュンヘン・ロサンゼルス線を皮切りにFlyNetの導入を順次開始するとしており、ミュンヘン・成田線でも間もなく導入する予定だという。また、国内の航空会社でも日本航空や全日空が、Connexion by Boeingによるサービスを2004年中に導入することを発表している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://cms.lufthansa.com/fly/jp/ja/gnf/0,4976,0-0-1188269,00.html
サービス概要(英文)
http://cms.lufthansa.com/fly/jp/en/inf/0,4976,0-0-1144212,00.html
関連記事:Boeingの飛行機内ブロードバンドは30分9.95ドルから~定額制も用意
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/03/26/2572.html
関連記事:ルフトハンザ航空の機内接続試験サービス結果、回答の95%が「満足」
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0425/lufthansa.htm
( 永沢 茂 )
2004/05/21 13:47
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