米国の調査会社NPD Groupは、「More CD Buyers Try Legal Digital Music Services, NPD Finds」と題した音楽配信に関する調査結果を発表した。調査結果は、NPD MusicWatchによる音楽配信やP2Pの研究に基づいたもの。P2P研究のサンプル数は5,000人だという。
調査によれば、2004年第1四半期には音楽CD購入者の5%以下が合法的な音楽配信サービスを利用していた。2003年第1四半期は1.7%だったため、比較すると3倍近い数値になっている。なお、音楽CDを購入し、合法的な音楽配信サービスを利用するユーザーが違法な音楽配信サービスを利用する率は、2003年から2004年にかけて64%から42%に「劇的に減少した」としている。
また、音楽CD購入パターンには利用するサービスによって違いがあるという。2003年では、「Rhapsody」ユーザーは11枚のCDを購入。「iTunes」ユーザーは10枚、P2Pファイル共有ソフトユーザーは8枚のCDを購入している。なお、音楽配信サービスを利用しないユーザーはCD6枚の購入に止まっているとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.npd.com/press/releases/press_040519.htm
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http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0529/rhap.htm
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http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/03/16/2445.html
( 鷹木 創 )
2004/05/21 19:02
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