FCC、米国で電話番号ポータビリティを一挙に拡大

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FCC、米国で電話番号ポータビリティを一挙に拡大

　米連邦通信委員会（FCC）は21日（米国時間）、電話番号を変えずに通信会社（キャリア）を変更することができる電話番号ポータビリティの制度を24日に開始すると発表した。

　発表によれば、米国内の約7,000万人のユーザーが対象となる。従来、全米の主要100都市のみで可能であったが、全国で解禁することになったようだ。

　米国の場合、ポータビリティは携帯電話のみならず、固定電話から携帯電話への変更および携帯電話から固定電話への変更時にも可能だという。主要100都市での自由化は2003年11月に開始されており、過去6カ月間で350万人が変更し、そのうち334万人が携帯電話同士での変更で、22万9,000人が固定電話から携帯電話への変更であった。また、携帯電話から固定電話への変更も7,000人あったという。

　番号自体に“所有権”という考え方が出てきたことから、今後は番号から所在地を推定することが困難になることが予測される。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文、PDF）
　 http://hraunfoss.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DOC-247463A1.pdf
　 Wireless Local Number Portability（英文）
　 http://www.fcc.gov/cgb/NumberPortability/

（ Gana Hiyoshi ）
2004/05/24 12:44

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