全米レコード協会(RIAA)は24日、493人のファイル共有サービス利用者に対して著作権侵害訴訟を起こしたと発表した。今回の訴訟も相手を身元不明のまま訴える、いわゆる“John Doe訴訟”。裁判所の手続きを経たのち、相手の身元を特定した上で訴訟が進められることになる。
RIAAでは、この493人に加え、過去に“John Doe訴訟”で訴えた24人を指名して再度提訴したという。RIAAによると、24人は訴えられたことを認識しつつも、RIAAとの事前交渉を拒否したり、無視していたとしている。
今回の裁判は、カリフォルニア、ジョージア、ケンタッキー、ニューヨーク、ミネソタ、ミズーリ、ペンシルバニア、テキサスなど米国内17の連邦地裁に提訴された。
RIAAのCary Sherman代表は、「われわれの目標は従来通り、著作権所有者の財産を守ると呼びかけ、合法的な市場がオンラインでも、現実の小売りでも繁栄できる環境を育てることだ」と述べている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.riaa.com/news/newsletter/052404.asp
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( 鷹木 創 )
2004/05/25 20:21
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