マイクロソフトは26日、ソフトウェア製品のサポート提供期間と提供内容の基本的な方針をまとめた「マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー」を改訂し、ビジネスおよび開発用ソフトウェア製品のサポートを、製品発売から最短でも10年間提供すると発表した。新しいポリシーは6月2日より適用される。
これまでのポリシーでは、メインストリームサポート(標準で提供するサポート期間)が製品発売から5年間、延長サポート期間がさらに2年間となっていた。新しいポリシーでは、メインストリームサポートが製品発売から5年間または後継製品の発売から2年間、延長サポートが5年間または後継製品の発売から2年間のどちらか長い方と改訂された。これにより、サポート期間は従来の7年間から最短でも10年間に延長される。
具体的には、現在Windows XP Professionalはメインストリームサポートが2006年12月31日まで、延長サポートが2008年12月31日までとなっているが、新しいポリシーが適用されると延長サポートは2011年12月31日までとなる。また、後継製品が発売されればさらにサポート期間が長くなる可能性もある。
今回のポリシー改訂の対象となるのはビジネスおよび開発用ソフトウェア製品で、現在メインストリームサポートの期間中である製品と、今後発売される製品について。コンシューマ向け製品やハードウェアなどは対象外。OS製品の場合では、Windows XP Professionalは新しいポリシーが適用されるが、Windows XP Home Editionはコンシューマ向け製品のため従来のポリシーの適用となる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1932
プロダクトサポートライフサイクル
http://support.microsoft.com/lifecycle/
( 三柳英樹 )
2004/05/26 16:26
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