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ワンタイムパスワード用のトークン「RSA SecurID」のイメージ
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RSAセキュリティは27日、Windowsのログイン時にRSA SecurIDのワンタイムパスワードを入力することにより、本人認証を提供する「RSA SecurID for Microsoft Windows」を発表した。出荷時期は2005年第1四半期を予定しており、価格は未定。
RSA SecurID for Microsoft Windowsは、Windowsのログイン時に、通常「ID」と「パスワード」を入力するのに対して、IDとRSA SecurIDで作成した「パスコード」を入力するのが特徴だ。利用には、認証サーバー「RSA ACE/Server 6.0」、クライアントソフト「RSA ACE/Agent 6.0」と「RSA ACE/Agent Client 6.0」が必要。ワンタイムパスワードは、トークン「RSA SecurID」で生成する。
パスコードは、ユーザーが記憶している4桁の暗証番号とRSA SecurIDが生成する6桁の数字を組み合わせた10桁の数字だ。RSA SecurIDで生成する6桁の数字はワンタイムのみ有効なものなので、通常のパスワードより強固な認証が確保できるとしている。
また、ネットワークに接続している場合には、RSA SecurIDの認証サーバーであるRSA ACE/Serverとの間で通信・認証が行なわれるため、より一層強固な認証を実現し、不正利用者のアクセスを排除できるという。ネットワーク接続していない場合には、RSAセキュリティ独自の技術により、PC内で認証を実施する。
同社では、ワンタイムパスワードを応用したログイン機能を利用することにより認証が強化され、情報漏洩防止に有効だとしている。また、ユーザーが頻繁にパスワードを変更したり、長いパスワードを記憶する必要がないため、利用者負担の軽減にも繋がるという。
関連情報
■URL
RSAセキュリティ
http://www.rsasecurity.com/japan/
( 大津 心 )
2004/05/27 14:33
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