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InstallShield社Product ManagerのChris Woerner氏
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株式会社ネットワールドは28日、ソフトウェアベンダー向けに製品のアップデートを補助するソフトウェア「InstallShield Update Service(ISUS)」を販売開始すると発表した。
ISUSはソフトウェアベンダー向けのソフトウェアで、製品を購入したユーザーがインターネット経由でアップデートする際に、効率よく配布するためのものだ。米InstallShield社が開発し、ネットワールドが国内総代理店として販売する。
具体的には、エンドユーザーのPCにアップデートモジュールをインストールすることで、サーバーと通信してアップデート状況をチェックし、必要な場合にはダウンロードする仕組み。アップデート方法も、WindowsUpdateのインターフェイスに似ているため、親しみやすいという。
通常のアップデートファイルの配信に加えて、プッシュ形式でメッセージを配信したり、エンドユーザーがどの程度アップデートしているか把握できるリポート機能が特徴。ソフトウェアベンダーは、自社製品開発時にISUSのアップデートモジュールを組み込むことによって、エンドユーザーの更新具合を容易に把握することが可能だとしている。
提供方法は、InstallShield社が用意した配信サーバーなどをホスティングしてエンドユーザーに配信を行なうホスティング形式と、自社でサーバーを用意するライセンス形式が用意されている。提供価格は、ホスティング形式の場合、250ユーザーライセンスまでで88,200円。ライセンス形式は個別見積りとなる。
InstallShield社Product ManagerのChris Woerner氏は、「数カ月後にリリースされるWindows XPのSP2をインストールすると、既存アプリケーションの約10%が利用できなくなると言われている。それを修正するためには、このようなアップデート補助ソフトウェアが必要だろう。このソフトを利用することにより、自社ユーザーの何%がアップデートしているかが把握できるため、商品開発にも役立つはずだ」とコメントした。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.networld.co.jp/press/p040528-2.htm
( 大津 心 )
2004/05/28 13:47
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