イー・アクセスは、無線での高速インターネットが可能な技術「TD-SCDMA(MC)」の実験局本免許を5月28日付で取得したと発表した。イー・アクセスではこれを受けて同日よりフィールド実験を開始する。
イー・アクセスでは4月15日にTD-SCDMA(MC)の実験局予備免許をすでに取得しており、東京都内でのフィールド実験を予定していた。今回、実験局本免許が交付されたことで、イー・アクセス本社でフィールド実験を開始する。
フィールド実験は電波特性やスループット特性といった技術評価を行なうほか、この技術を利用した高速無線インターネット接続サービスの検討も合わせて行なう。実験は約1年間を予定し、実験結果はIMT-2000技術調査作業班に提出される。
TD-SCDMA(MC)は、IMT-2000で規定されているTD-SCDMAの拡張版にあたる技術。イー・アクセスが示したシミュレーションデータによれば、1基地局で約1~2kmの距離をカバーし、上下とも約5Mbps程度の通信が可能だという。
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ニュースリリース
http://www.eaccess.net/company/press/2004/040528.html
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( 甲斐祐樹 )
2004/05/28 19:16
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