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ブログでの議論を触発するサイト「TodaysPapers.com」


 ブログで使われている技術を組み合わせ、さまざまな人の意見を読みやすく提示し、関心を広げるコミュニティサイト「TodaysPapers.com」が開設された。サイトの開発者は、民主党のケリー大統領候補のコンサルタントとしてオンラインコミュニティの効果的な使い方を指南した経験を持つCameron Barrett氏だ。

 TodaysPapers.comのトップページは、Google Newsのようにトップニュース、ワールドニュースなどのカテゴリーに分けられている。RSSフィードをそれぞれのカテゴリーに分類して、コメント数、トラックバック数によってランキングしているものと思われる。

 各ニュースをクリックすると、そのニュースに対する人々のコメントを一覧できると同時に、同じニュースを読んだ人が関心を持った他のニュースが複数表示される。欧米の有名ブログ検索サービス「Technorati」へのリンクも張られているため、そのニュースをブログに掲載したサイトの一覧もワンクリックで閲覧できる。これらの組み合わせにより、ニュースに対して多様な見解を短時間で知ることができる仕組みとなっている。

 コメントを記入するには、TodaysPapers.comでメールアドレス、氏名などを入力してアカウントをもらう必要があり、簡単な仕組みながらコメントスパムを防ごうとしている。

 TodaysPapers.comはまだ開設されたばかりだが、ブログでこれまで不便だった多くの点を解決しているように見える。国内でもブログを通してニュースに関する活発な議論が行なわれているが、意義のある議論をより効果的に行なうための道具として、TodaysPapers.comのような簡単なアイディアは有効であるように思える。


関連情報

URL
  TodaysPapers.com(英文)
  http://www.todayspapers.com/


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/05/31 13:52

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