米Cisco SystemsとTrend Microは7日(米国時間)、企業向けのネットワークソリューションにおけるウイルス対策サービスで提携したと発表した。Ciscoのネットワーク機器と、Trend Microのウイルス対策技術などを統合する狙い。
今回の提携は、2003年11月に発表された「Cisco Network Admission Control(NAC)」での関係を強化するもの。新たに合意された契約に基づき、Ciscoは同社の「Cisco IOS」搭載ルータ、「Cisco Catalyst」スイッチ、「シスコ侵入検知システム(IDS)」などに、Trend Microのウイルス定義ファイルを組み込む予定だという。
また、CiscoはTrend Microとライセンス契約を締結。Trend Microの脆弱性評価やウイルス感染予防、感染復旧技術のライセンス提供を受け、セキュリティの強化を図る。Cisco製品への搭載時期は、2004年第3四半期から開始する予定だという。また、Trend Microの大規模感染防御ソリューションに関しては、2005年初め頃から搭載していきたいとしている。
Ciscoでは、「当社のネットワーク機器に、Trend Microのウイルス対策技術を搭載することにより、ネットワークレイヤーにおけるウイルス対策が可能となった。これにより、さらに高いレベルのセキュリティを提供したい」とコメントした。
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■URL
http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2004/news040609.htm
( 大津 心 )
2004/06/09 16:32
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