ライブドアは、デスクトップ向けWebブラウザ「Opera」の国内独占販売契約を締結した件について、トランスウエアからOperaを購入してユーザー登録した利用者に関する登録情報の引き継ぎは行なわないことを発表した。
発表によれば、トランスウエアが所有するユーザー登録に関する個人情報について、ライブドアでは引き継がず、トランスウエアが今後も管理するという。ただし、トランスウエアにユーザー登録を行なった「Opera7.x 日本語版」の利用者に関しては、Webサイト「livedoor Opera」で再度ユーザー登録した場合に限り、ライブドアのテクニカルサポートを受けることができる。再登録は、「Opera7.5 日本語版」の発売日以降可能だ。
また、国内ではテクニカルサポートの対象外となっている「Opera6.x 日本語版」ユーザーがライブドアのサポートを希望する場合は、「Opera7.5 日本語版」のアップグレード製品(1,575円)を適用した上で、livedoor Operaでユーザー登録する必要がある。
なお、ライブドアが発売を予定している「Opera7.5 日本語版」の発売日は、ダウンロード版、パッケージ版ともに延期されており、現在のところ未定となっている。
ライブドアでは当初、「日本のユーザーの皆様におかれましては、全てのOpera7ユーザーは、ライブドア社により引き続き、これまでと同様のサポートが提供されます」と発表していた。ライブドア広報では、個人情報の再登録が必要になったことについて、「担当者が不在なため、詳細は不明」とした上で、「既存ユーザーの個人情報引き継ぎについて、トランスウエアと合意に至らなかったようだ」と釈明。「トランスウエアから購入したユーザーも、当社製品にバージョンアップするなどしユーザー登録を行なえば、サポートを受けられるようになる」としている。
【お詫びと訂正】
記事初出時は、トランスウエアに登録済みのユーザーで「Opera7.x 日本語版」の利用者は、ライブドア提供予定のアップデートプログラムを適用すれば、ユーザー登録せずにサポートが提供される趣旨を記載しておりましたが、サポートを受けるためにはトランスウエアに登録したユーザーは全て、ライブドアに再登録が必要だったため、記事本文を修正いたしました。また、タイトルに「トランスウエアで登録済みOperaユーザーのサポート引き継がない~ライブドア」とありましたが、「トランスウエアで登録済みOperaユーザーの個人情報引き継がない~ライブドア」にあわせて修正いたしました。読者のみなさまには、ご迷惑をおかけ致しましたことお詫び申し上げます。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://opera.livedoor.com/news/040615.html
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( 鷹木 創 )
2004/06/15 21:04
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