米国時間の15日午前、2時間程度にわたって、Yahoo!、Google、Microsoftなど大手Webサイトにほとんどアクセスできなくなる障害が発生した。日本時間では同日夜、Googleの日本語サイトにアクセスできなくなっていたことが確認されている。
Webサイトのパフォーマンスなどを調査している英Netcraftによると、これらは米Akamai Technologiesの負荷分散ネットワークを利用している企業で、SymantecやTrend Microのウイルス対策ソフトのアップデートサイトも影響を受けた模様だ。原因は、AkamaiのDNSサーバーがDDoS攻撃を受けたためで、いくつかのサイトはDNSの設定を自社ネットワークに切り替えることで対処したという。
Akamaiの日本法人によると、同社のDNSサービス専用サーバーが攻撃を受けたのは事実で、その結果、同サービスを利用しているサイトの一部において名前解決に非常に時間がかかってしまったとしている。ただし、この攻撃がAkamaiのみをターゲットにしたものなのかどうかは調査中だ。また、Akamaiのキャッシュサービスである「EdgeSuite」の利用サイトは、ほとんど影響を受けなかったという。
関連情報
■URL
Netcraftの報告(英文)
http://news.netcraft.com/archives/2004/06/15/ddos_attack_cited_in_akamai_outage.html
Akamai Technologies(英文)
http://www.akamai.com/
( 永沢 茂 )
2004/06/16 16:13
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