独国防省が民間のIT企業によるコンソーシアム「ISIC 21」と進めてきた連邦軍のIT化計画「Herkules」が1日夕(独時間)、頓挫したことが明らかになった。コンソーシアムを形成する3社の中の1社、独携帯大手mobilcomなどが発表した。
Herkulesでは、10年にわたり約65億ユーロ(約8,500億円)をかけて軍の通信環境のIT化を図る計画だった。開始してからすでに約2年が経過しているといわれている。コンソーシアムには、mobilcomのほか、EADSやCSC Ploenzkeが参画。軍の通信ネットワークの「近代化」のほか、携帯電話の導入を行なうことになっていた。計画が頓挫したことにより、軍の通信ネットワークのIT化が遅れることになる。
今後は第2のコンソーシアムといわれる「TIS」に、IT化計画の話がいくことになる。TISは、独テレコム関連会社のT-Systems、独IBM、Siemens Business Servicesが参画している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(独文)
http://www.mobilcom.de/pr/pr_770.html?shop_id=&vp_nummer=&w_code=
( Gana Hiyoshi )
2004/07/05 13:25
- ページの先頭へ-
|