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エンカレッジ、疑わしい操作を記録して情報漏洩を防止するツール


 エンカレッジ・テクノロジは、PC画面やキーボードによる入力などを記録するツール「ESS REC」を7月30日に発売する。記録したいPCやサーバーに導入する「ESS REC Agent」と、設定・管理を行なう「ESS REC Admistrator」で構成されており、Windows Server 2003/XP/2000に対応する。価格はESS REC Agentが1ライセンス36,750円、ESS REC Admistratorが1ライセンス966,000円となっている。

 ESS RECは、PCの画面に表示される文字列やキーボードの入力パターン、USBメモリなどの周辺機器による動作状況などを検知し、スクリーンショットや入力情報などを記録して通報する情報漏洩防止ツール。プロセスの起動・動作状況やTCP/UDPの通信ポートの接続状況、リムーバブルドライブの状態、特定ファイルへのアクセスなども検知する。

 情報漏洩の疑いがある操作が検知された場合、該当するPCの操作を遮断して管理者に通知。その際に操作をキャプチャーした動画像も合わせて送信する。管理者への通知は、メールやイベントログ、Windowsメッセンジャーなど複数の方法が用意されている。なお、操作を遮断されたPCに対しては、ESS REC Admistratorで生成されたパスワードを適用することで解除可能だ。

 このほか、PCの時刻改ざんにも対応。インストールされたESS REC Agentがあらかじめ設定したNTP(Network Time Protocol)サーバーから時刻を取得し、情報漏洩の疑いがある操作をされた時刻を打刻できる。

 エンカレッジによれば、同社のPC管理用ツール「ESS」との連携も可能。ESS REC専用の管理ツール「ESS Manager for REC」(1ライセンス966,000円)も提供する。また、「操作を記録して後から確認できるため、PCの管理だけでなく、サーバーのメンテナンスにも利用できる」としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.et-x.jp/news/20040707.html
  製品情報
  http://www.et-x.jp/products/rec/


( 鷹木 創 )
2004/07/07 18:37

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