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メールマガジン登録時の二重確認を怠る企業が93%~米調査結果


 米国のフォーチュン500に名を連ねるような大企業であっても、メールマガジン登録手続きの際に二重確認を行なっている企業が極めて少ないことが、米メールマーケティング企業Arial Softwareの最新調査によってわかった。

 メールマガジン登録時の二重確認とは、第三者が勝手に他人のメールアドレスで登録できないようにするために、いったん確認メールを本人宛てに送信し、専用のURLをクリックしてもらう手続きのことを指す。Arialが行なった1,057企業を対象とした調査では、二重確認手続きを導入していない企業が93%にも上った。

 これら93%の企業は、悪意を持った人物が何千というメールアドレスを勝手に登録し、次回発行時にはそのことに気づかないまま大量の“迷惑メール”を送信してしまうことになりかねない。もしそうなれば、メールマガジンの発行企業にとっては米FTCが定める迷惑メールを防ぐための手順に反することになり、企業の信用失墜にもつながる可能性がある。

 調査を担当したArial SoftwareのMike Adams社長は、「危険なスクリプトを使い、99ドルの迷惑メールCDで入手した1,000万件のメールアドレスで、コカコーラ社のデータベースを埋め尽くすことも理論的に可能だ」とコメントし、これらの企業に二重確認手続きを早急に導入するよう勧めている。


関連情報

URL
  Arial Software(英文)
  http://www.arialsoftware.com/


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/07/09 12:36

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