Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

オブジェクト指向やXML、Webサービスをサポートした「PHP 5」リリース


 動的Webサイトを構築するためのスクリプティング言語「PHP」の新バージョン「PHP 5」が19日、開発元のZend Technologiesによって発表された。PHPを駆動するための「Zend Engine」が1997年にリリースされて以来、最大のバージョンアップだとしている。

 PHP 5は、コードを大幅に書き換えた「Zend Engine II」によって動作しており、Zend Engineを使用していたPHP 4に比べてパフォーマンスと拡張性が大幅に向上している。

 Zend Engine IIは20もの新しいオブジェクト指向開発機能を備えており、大規模な企業アプリケーション開発にも使用できる。また、XMLサポートが強化され、GnomeプロジェクトのXMLとXSLTライブラリを使用することでパフォーマンスと安定性を向上できた。さらにWebサービスをサポートし、SOAPモジュールをはじめ、MySQL4.1を使用するための新しいモジュール「MySQLi」、組み込みのSQLデータベース「SQLite」を内蔵している。

 PHPは現在約1,500万サイトで使用されており、毎月1万件のダウンロードがあるという。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.zend.com/news/zendpr.php?id=74


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/07/20 13:13

- ページの先頭へ-

Internet Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.