プログラミングコンテストサイトの米TopCoderは28日、米Microsoftがスポンサーとなる「2004 TopCoder Open」の開催を発表した。最高賞金は15万ドル(約1,650万円)で、インターネット上での予選の後、決勝大会がカリフォルニア州サンタクララで開催される。
コンテストは、優勝賞金が5万ドルのアルゴリズム部門と、10万ドルのコンポーネント設計開発部門に分かれており、両部門に同時参加できる。コンテストへの登録や予選日時はそれぞれの部門別に日程が異なるため注意が必要だ。
コンテストへの参加条件として18歳以上であること、参加地域で賞金を受け取ることが法的に許可されていることが求められている。同じ条件が課されている通常のTopCoderコンテストでは日本からの参加も可能で、賞金が受け取れないと判断された場合にはTopCoderが指定する数百のチャリティ団体に賞金を寄付することができているため、今回のコンテストもそれに類すると考えられる。この条件では、カナダのケベック州が参加を認められていないほか、キューバ、北朝鮮、イランなどの住民は賞金を受け取れないと明記されている。
なお、コンポーネント設計開発部門の参加条件はより厳しく、米国市民に類する資格を持つか、あるいは非米国市民の場合は独立事業者として認可されていなければならない。アルゴリズム部門の方が参加条件が緩やかなようだ。また、コンテストはすべて英語で行なわれる。参加に際してはTopCoderのWebサイトに掲示されている公式ルールを注意深く読む必要がある。
このコンテストは賞金だけでなく、Microsoftがスポンサーであることが大きな魅力となっている。参加条件の1つとして、TopCoderコンテストに参加する際のプロフィールと成績をリクルート目的でMicrosoftに提供することが求められており、Microsoftがコンテストをリクルート活動に積極的に使おうとしていることがわかる。これについてMicrosoftの大学生採用担当シニアディレクターのKristen Roby氏は、「Microsoftの開発チームは、大きく考え、大きな夢を見る情熱的な人々を探し求めている」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.topcoder.com/?&t=news_events&c=pr_07_28_04
開催案内(英文)
http://www.topcoder.com/tc?module=Static&d1=tournaments&d2=tco04&d3=about
関連記事:TopCoderが世界的プログラミングコンテスト「2003 TopCoder Open」
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0617/topcoder.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/07/29 11:54
- ページの先頭へ-
|