NTT東日本は、下り最大47Mbps、上り最大5MbpsのADSLサービス「フレッツ・ADSL モアIII」を8月6日に開始する。月額料金は電話回線を共有するタイプ1の場合で2,940円。
フレッツ・ADSL モアIIIは、下りの周波数を3.75MHzまで拡張するクアドスペクトラム技術や、26~138kHzを上下で共有するオーバラップ技術、さらにATMヘッダ圧縮技術を取り入れることで高速化を図ったフレッツ・ADSLの最上位プラン。PPPoEセッションは他のフレッツ・ADSLと同様2セッションまで利用できる。
なお、サービス開始当初は上り速度を最大3Mbpsで提供し、8月下旬に予定されているNTT収容局内の対応が終了したのち、ユーザーがモデムをバージョンアップすることで最大5Mbpsに高速化できる。
月額料金は電話回線を共用するタイプ1が2,940円、電話回線非共用のタイプ2が5,302.5円で、スプリッタを含んだモデムレンタル料はタイプ1が567円、タイプ2が514.5円。月額料金はフレッツ・ADSL モアIIの40Mタイプと比較してタイプ1が税別で50円、タイプ2が税別で100円高いが、モデムレンタル料は据え置かれた。初期費用はNTT契約料が840円、NTT工事費用は標準工事の場合でタイプ1が3,202.5円、タイプ2が2,310円。
NTT東日本では、同社が9月30日まで実施中の「フレッツ・ADSL3カ月無料キャンペーン」をフレッツ・ADSL モアIIIにも適用する。期間内にフレッツ・ADSL モアIIIに加入し、12月31日までに開通したユーザーは開通月を含む3カ月間のフレッツ・ADSL月額料金、IP電話対応機種を含むモデムレンタル料金が無料になる。また、ADSL屋内配線をレンタル利用している場合は、配線利用料の月額63円も3カ月間無料になる。フレッツ・ADSL内での速度変更は本キャンペーンの対象外。
なお、NTT西日本ではフレッツ・ADSL モアIIIと同様のADSLサービス「フレッツ・ADSL モアスペシャル」を8月5日より開始するとすでに発表している。タイプ1の料金を東西で比較した場合、月額料金はNTT西日本が税別で180円高いが、モデムレンタル料はNTT東日本が税別で50円高く設定されている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0408/040803.html
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( 甲斐祐樹 )
2004/08/03 19:26
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