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楽天、第2四半期決算は増収増益。今後はブランドとIDの統合を推進


 楽天は19日、2004年度第2四半期(2004年4月~6月)決算を発表した。売上高は108億3,000万円(前年同期比177.4%増)、営業利益は37億6,000万円(前年同期比333.1%増)といずれも大幅に増加している。

 事業別の売上高では、EC事業が47億6,000万円、ポータルメディア事業が13億1,000万円、トラベル・エンターテイメント事業が14億3,000万円、金融事業カンパニーが35億2,000万円と、いずれも好調に推移。楽天市場では、四半期期中の新規出店数が1,109件と増えているのに対して、退店数は431件と減少傾向にあり、購入の傾向としては携帯電話からの購入割合が全体の4.1%と増加傾向にあるとしている。

 今後の事業展開としては、各サービスの楽天ブランドへの統一化、会員データベースの統合によるユーザーIDの一本化を柱とし、グループ共通ポイントの活用促進、個人向け金融事業の展開を進めていくことを明らかにした。

 ブランドの統一化では、7月にDLJディレクトSFG証券を「楽天証券」と変更したところ、1カ月の口座新規申し込み者が倍増するという効果があったとして、今後は他のサービスについても楽天ブランドへの変更を進めていくという。

 また、8月からは「旅の窓口」で楽天のIDを利用できるようにしたところ、ポイントシステムなどの効果もあって開始後2週間で全体の6割が楽天のIDによる予約になったという。9月から旅の窓口は「楽天トラベル」として一本化するとともに、楽天グループ全体で約2,800万人(重複を含む)の会員についても、今後はデータベースの統合によりユーザーIDを一元化し、ユーザーの利便性向上やグループ共通のポイントシステムの活用を進めて行くとしている。


関連情報

URL
  楽天(決算説明会について)
  http://www.rakuten.co.jp/info/ir/meeting/index.html

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( 三柳英樹 )
2004/08/20 14:19

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