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アッカ、3月の個人情報流出で約34万件の漏洩を確認


謝罪する経営陣。左から湯崎英彦代表取締役副社長、坂田好男代表取締役社長、中木正司取締役
 アッカ・ネットワークスは、3月25日に発表した同社の個人情報漏洩について続報を発表した。同社によれば、前回発表した210名を含む33万9,177名の個人情報流出が確認できたという。

 アッカでは3月25日に顧客情報流出に関する記者会見を開催しており、この時点では201件の個人情報流出が確認されていた。同社では本件について引き続き調査を続けており、警察が入手した33万9,177名の個人情報の照会依頼を受けてこれを分析した結果、すべてが同社の顧客情報と合致することを確認したという。この中には、すでにアッカのサービスを解約しているユーザー約6万5,000名も含まれる。

 個人情報の内容は氏名、郵便番号、住所、電話番号、申し込み時の連絡用メールアドレスで、該当するプロバイダーはOCN、@nifty、DION、BIGLOBE、ASAHIネット、So-net、フリービットとその提携ISP、TikiTikiインターネット、hi-ho。アッカでは3月25日に発表した201件の顧客情報と共通の特徴があることから、201件と同一の流出情報と考えているという。なお、本個人情報の入手元についてアッカでは現段階で確認できていないほか、共通の特徴についても捜査上の守秘義務として明らかにされていない。

 アッカでは情報漏洩の対象となるユーザーに対して、提携ISPと連携の上対応を行なう。また、26日16時より情報の漏洩対象かどうかを確認できるサイトを公開、あわせてユーザーへの問い合わせ窓口を設置する。

 アッカでは3月の個人情報流出以降警察とも相談しており、8月20日には被疑者不詳として警視庁丸の内署に被害届を提出している。今回の個人情報照会依頼も丸の内署によるものだが、照会時期や調査の目的などは捜査上の守秘義務として語られなかった。

 前回の記者会見では「会員データすべてが漏洩した可能性もある」と発言したアッカの坂田好男代表取締役社長だが、今回は「あくまで33万9,177名の情報流出を確認した」と答えるに留まり、全会員データ流出の可能性についてはコメントを避けた。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.acca.ne.jp/release/040826.html
  アッカ・ネットワークス
  http://www.acca.ne.jp/
  個人情報漏洩確認サイト(16時~)
  https://check.acca.ne.jp/

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( 甲斐祐樹 )
2004/08/26 19:11

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