富士通サポート&サービス(Fsas)は31日、企業や自治体向けに情報漏洩対策ソリューションを提供する「インフォロック・パワーアップソリューション」を同日より発売すると発表した。
同ソリューションは、悪意による情報の持ち出しやノートPCの紛失など、企業内部からの情報漏洩の脅威に対応するもの。認証・暗号・記録という3つの要素をカバーする各種セキュリティ製品とともに、設計・導入・運用サービスがパッケージされている。
パッケージは、情報漏洩対策の適用範囲によって「ライトパック」「スタンダードパック」「アドバンストパック」の3種類を用意。ライトでは、クライアントPCにおけるファイルの暗号化、印刷などの機能制限、操作ログの記録を行なう。スタンダードではさらに、サーバー上のファイルへのアクセス制御やメールの全文保存などのサーバー側対策、USBキーによるログイン認証を提供。アドバンストではこれらに加えて、業務システムやインターネットを含む企業のシステム全体を対象に、ディスク全体の暗号化、バイオメトリクスなどによる本人認証、インターネットの利用制御、持ち込みPCの制御、外部との通信記録の保全などを行なう。
価格は2年契約で100ユーザー規模で導入した場合、ライトで初期費用が113万円~、月額料金がPC1台あたり1,200円~、スタンダードで初期費用が240万円~、月額料金が同1,700円~、アドバンストでは初期費用が386万円~、月額料金が同2,400円~(すべて税別)。
なお、Fsasでは、不正アクセスなどの外部からの脅威に対しては「バリア・パワーアップソリューションII」をすでに提供している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.fsas.fujitsu.com/release/20040831.html
( 永沢 茂 )
2004/08/31 18:44
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