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最新情報を“アイコン”としてプッシュ配信するIE用アドイン「DDbar」


左側に並んでいるのがDDbarのアイコン。すでに8月24日より、ビッダーズでDDbarの試用版を配布している
 株式会社リベラビットは2日、インターネット上の最新情報を“アイコン”のかたちで配信するシステム「DDbar」を開発したと発表した。株価情報や天気情報などのコンテンツ配信のほか、オークションサイトやショッピングサイトにおける最新価格をアラート表示するといった利用を想定しており、すでにビッダーズで導入が決定しているという。

 DDbarは、Internet Explorer(IE)用のアドインソフトとして提供され、IE上にはエクスプローラバーの1つとして表示される。ユーザーは、DDbarに対応したWebサイトにおいて、ページ上の画像をDDbarにドラッグ&ドロップするだけで、そのページの最新情報のプッシュ配信を受けられるようになる。DDbarに登録されたページはエクスプローラバー内にアイコンとして並んで表示され、価格や天気などの簡単な情報についてはアイコン上にそのまま表示。株価チャートなどの画像やHTMLページはポップアップウィンドウに表示したり、メニュー表示からもとのページのリンクをたどることなどが可能だ。Windows XP/2000/NT/Me/98およびIE 5.5以降に対応する。

 DDbarで情報配信を行なう企業は、Webサーバー側には特に新たなソフトなどを導入する必要はない。配信する各ページのURLなどを、リベラビットが提供するDDbarセンターサーバーに登録しておけばよい。ユーザーがサイト上の画像をDDbarにドラッグ&ドロップすると、実際にはそのURLに対応するアイコン(プログラム)がセンターサーバーからユーザーのPCにダウンロードされ、このプログラムが自動的にもとのページに対して情報を取りに行く仕組みとなっている。

 リベラビットでは、DDbarで情報を配信したい企業に対して、ASP形式でサービスを提供する。これには、センターサーバーへの登録サービスのほか、実際に配信するプログラムの作成も含まれる。また、企業向けにプログラムの開発キットの提供も予定しているという。料金は、月額10万円からとなっている。

 プログラムには、単純に最新情報をプッシュ配信するだけでなく、グループウェアサーバーなどへのオートログイン機能なども組み込むことが可能。さらに、ログイン後にグループウェアサーバーから最新情報を取得したり、別のアイコンにダイナミックにアラートを表示するなどのデータ連携も行なえるという。これにより、大規模なセンターシステムを構築することなく、既存の複数のサイトのコンテンツやサービスを、ユーザーのDDbar上で仮想的に統合して提供することが可能になるとしている。


関連情報

URL
  DDbar概要
  http://www.ddbar.jp/


( 永沢 茂 )
2004/09/03 19:15

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