公正取引委員会は3日、米Microsoftに対する審判開始決定を行なった。公正取引委員会が7月13日にMicrosoftに対して行なった勧告について、Microsoftがこれを応諾しなかったことに伴うもの。第1回の審判は10月25日に行なわれる。
公正取引委員会は7月13日に、MicrosoftがWindowsのライセンシーに対して「Micorosoftと他のライセンシーに対して特許侵害を理由に訴訟を起こさない」ことを誓約させる特許非係争事項を締結している点が、独占禁止法違反にあたるとして同条項の排除を勧告していた。これに対してMicrosoftは、7月26日に勧告には応諾しないと回答したため、審判手続きが行なわれることとなった。
第1回の審判は、10月25日に公正取引委員会審判廷で行なわれる。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/04.september/040903.pdf
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( 三柳英樹 )
2004/09/03 19:24
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