ヤフーと社団法人日本雑誌協会は、Yahoo!オークションにおける知的財産権侵害出品に関する対策を共同で実施すると発表した。
ヤフーと日本雑誌協会では、「知的財産保護プログラム」を策定。同プログラムに参加する出版各社が、Yahoo!オークションの出品を監視し、不正な出品をヤフーに連絡する。連絡を受けたヤフーでは、事実を確認した後、不正出品を削除するという。なお、フリーのカメラマンやグラビアアイドルの事務所など、著作権や肖像権の権利者についても、プログラム参加各社を通じて権利侵害をヤフーに申し出ることが可能だとしている。
日本雑誌協会によれば、知的財産保護プログラムに参加する出版社は現時点で29社。すでに参加各社の連絡を受けて実際に削除した例も発生しており、「現在のところ、連絡した当日から翌々日までには削除が完了しているようだ」という。
また、ヤフーでは、これまで運用していた知的財産保護のプログラムをさらに効率的に運用するとコメント。対応方法の取り決めや発見・削除の連絡体制を強化し、権利を侵害する出品に対する削除を迅速化するとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2004/0921.html
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( 鷹木 創 )
2004/09/21 12:52
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