有線ブロードネットワークス(USEN)とエイベックスは28日、資本提携を含む事業提携を行なうことで合意したと発表した。ブロードバンドや携帯電話などに向けたデジタルコンテンツ流通事業で、新たなサービスの展開を検討するとしている。
USENは現在、エイベックスの第11位の株主だが、今回の合意により10月下旬にも、現筆頭株主である依田巽氏をはじめ、松浦勝人氏、小林敏雄氏らの主要株主からエイベックスの株式を取得。その結果、USENは最終的に22.38%を保有するエイベックスの筆頭株主となる。一方、3氏はそれぞれ7.69%を保有する第2位の株主となる。
USENでは、同社のブロードバンド事業や放送事業、カラオケ事業のほか、インターネット上の音楽配信事業における「重要な楽曲提供者」として協業体制を構築するため、エイベックスの株式取得に至ったという。一方、エイベックスでは、「FTTHによるブロードバンドの先駆者であるUSENを、デジタルコンテンツ流通での新規事業をともに検討する有力なパートナーと判断した」。さらにエイベックスでは、「幅広く他のネットワーク事業者へコンテンツ提供することで事業の拡大を図っていこうと考えている」としている。
関連情報
■URL
事業提携に関するニュースリリース(PDF)
http://www.usen.com/corporate/release/2004/pdf/040928_01.pdf
エイベックス株式の取得に関するUSENのニュースリリース(PDF)
http://www.usen.com/corporate/release/2004/pdf/040928_02.pdf
筆頭株主異動に関するエイベックスのニュースリリース(PDF)
http://www.avex.co.jp/j_site/press/2005/040928_1.pdf
( 永沢 茂 )
2004/09/28 20:19
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