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JPEG処理の脆弱性を悪用するトロイの木馬型ウイルス「Trojan.Moo」


 米Symantecは28日、JPEG処理の脆弱性を悪用したトロイの木馬型ウイルス「Trojan.Moo」を警告した。他のマシンへの感染を試みるなどのウイルス活動は行なわないタイプで、Symantecでは危険度を“1”と評価している。影響を受けるシステムは、Windows XP/2000/Me/98/95/NT。

 Trojan.Mooは、マイクロソフトが15日に発表したJPEG処理(GDI+)の脆弱性「MS04-028」を悪用したトロイの木馬型プログラム。Trojan.Mooが実行されると、指定されたURLからファイルをダウンロードし、「m00.exe」という名前で保存してそのファイルを実行する。

 Trojan.Mooは、MS04-028を悪用するハッキングツールを利用して作成したと見られている。Trojan.Mooの危険度は低いものの、今後はさらに強力なウイルスが登場することも予想されることから、ユーザーにはMS04-028の修正プログラムの早急な適用を推奨している。


関連情報

URL
  ウイルス情報
  http://www.symantec.co.jp/region/jp/avcenter/venc/data/jp-trojan.moo.html

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( 三柳英樹 )
2004/09/30 20:52

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