ローソンは1日、東京都中央区にある銀座八丁目店において社内便バックが盗難に遭ったことを公表した。バックには、同社が収納代行を行なっている公共料金の支払通知票やクレジット明細の控など、個人情報が記載された書類が合計2,529枚含まれていた。
盗難は9月26日の午後5時過ぎに発生。社内便バック回収のドライバーに渡すため、カウンターに置いて目を離したすきに持ち去られたという。ローソンではすぐに警察署に被害届を提出した。個人情報が記載された書類の内訳は、公共料金などの収納代行票控が2,056枚、宅急便伝票控が425枚、マルチメディア端末Loppiの明細が20枚、クレジット明細控が28枚。
このうち、NTT東日本で418件、NTT西日本で2件、NTTドコモグループで363件の払込票が含まれていたことをそれぞれ公表している。NTT東西の払込票にはユーザーの名前、電話番号、請求金額が記載されていた。また、NTTドコモグループのものには名前や住所などは記載されているが、携帯電話番号の表記はないという。
このほかにもKDDIで302件、東京電力で340枚、東京ガスで373件、東京都水道局で144枚が含まれていたことを明らかにしているが、ローソン側からは具体的な企業名と件数について公表を控えている。
【21:51 更新】
なお、ローソンによると盗まれたバックは1日夕方に発見されたという。盗難に遭った9月26日の時点ですでにJR我孫子駅で発見され、JRで遺失物として保管されていたものが10月1日になって松戸警察署に届出があった。ローソンでは、同署に出向いて中身を確認するところだとしている。また、NTT東日本によれば、今のところ個人情報の流出は確認していないとしている。
関連情報
■URL
NTT東日本のニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0410/041001c.html
NTT西日本のニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0410/041001c.html
NTTドコモグループのニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew1001.html
ローソン
http://www.lawson.co.jp/
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( 永沢 茂 )
2004/10/01 19:34
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