ソフォスは、9月度の「月間トップ10ウイルス」を発表した。Zafi.BとNetsky.Pが、それぞれチャートの1位と2位を3カ月連続で独占する結果となった。
発生したウイルスの被害割合では、メール添付型ウイルスZafi.Bが30.5%で首位。同ウイルスに関する報告の割合は徐々に減ってきてはいるが、いまだに強力であることは間違いないという。また、ここ数カ月2位を続けるNetsky.P(26.7%)の報告が増加していることも指摘。ソフォスでは「ウイルスに関する報道がない場合でも、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを常に最新に保つことが必須」という。
3位以下は、Netsky.D(6.1%)、Netsky.Z(5.5%)、Bagle.AA(3.8%)、MyDoom.O(3.6%)、Netsky.B(3.5%)と続く。ソフォスでは、9月に1,150の新規ウイルスを検知・駆除対応したと発表。ソフォスの試算によれば、9月の送信メールのうち6.6%(15通に1通)以上がウイルスメールであるという。
このほか、存在しないウイルスに対して注意を呼びかけるメールやメッセージなどの偽ウイルス情報についてもランキングを発表。こちらのトップは、29.8%でHotmail hoax。新規偽ウイルス情報では、受信者に対し多額の賞金が当選したと伝えるLottery winner(1.2%)が新しくランクインしている。
関連情報
■URL
ソフォス
http://www.sophos.co.jp/
■関連記事
・ ソフォス、中小企業向けスパム対策製品を発売(2004/09/07)
( 増田 覚 )
2004/10/04 18:11
- ページの先頭へ-
|