三洋電機は4日、同社の提供するホームネットワークサービスの名称を「ELiFES」と決定し、11月19日から商用サービスを開始すると発表した。
ELiFESは、仕様の異なるさまざまな情報家電を一括で管理できる基盤技術「PRORIX」を採用したホームネットワークサービス。PRORIXは、三洋電機がこれまで提唱していたホームネットワーク向け基盤技術「DarWIN」をバージョンアップしたもので、エコーネットで接続する白物家電系や、UPnPに対応するAVC(AVコントロール)系の情報家電を一括管理できる。さらに、同社のホームネットワーク向けタッチパネル端末「SCREO」にも対応し、一部のデジタルTVで情報家電を操作することも可能だという。
また、三洋電機ではELiFESに対応した「サービスサーバシステム」を開発。同システムは、宅内機器と屋外端末をインターネットで結ぶゲートウェイとして機能し、携帯電話などインターネット接続可能な端末で宅内のホームネットワーク対応家電を操作できる。11月19日には、サービスサーバシステムを利用した第1弾のサービスとして、ホームビューサービス「ホビカネット」を商用サービスとして開始する。
ホビカネットでは、同日に発売するサーバー機能搭載のホームビューカメラ「HOVICA」(有線LAN接続タイプが58,800円、無線LAN接続タイプが65,500円)をホームネットワークを通じてサービスサーバシステムに接続。PCのほかWebブラウザを搭載した携帯電話やデジタルテレビでアクセスすることで、カメラ映像の閲覧やカメラ操作が可能だ。なお、ホビカネットの利用料は月額840円となっている。
三洋電機では、10月5日から9日にかけて千葉県・幕張メッセで開催される「CEATEC Japan 2004」で「ELiFES」をデモンストレーションする。ホームビューカメラ「HOVICA」やタッチパネル端末「SCREO」を展示するほか、対応するホームサーバーも参考出品する予定だ。
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「ELiFES」の概要
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ホビカネットの各種サービス
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0410news-j/1004-1.html
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・ 三洋、ホームネットワークを統合する技術「DarWIN」を発表(2004/01/07)
( 鷹木 創 )
2004/10/04 20:24
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