大日本印刷(DNP)と三井物産は、インターネット上のバナー広告などで主流となりつつある“成果報酬型広告”を雑誌広告で検証する実証実験を開始した。
実験では、DNPが見開き2ページの広告枠を購入し、三井物産が展開するアフィリエイトプログラム「リンクシェア」に参加している通販サイトの商品を掲載する。広告には、通販サイトのURLやQRコードをあわせて記載し、読者がサイトを訪問してから決済を行なうまでを識別。実際に商品が購入された場合にのみ、通販サイトからDNP、三井物産、出版社に対して情報仲介手数料が支払われる仕組みを想定している。
広告は、9月に発売された情報誌3誌において各誌1回ずつ掲載された。通販の申し込みを10月末まで受け付け、アクセス数や販売数などを測定。成果報酬型広告モデルが雑誌広告にも適用可能かどうかを検証する。現在では広告主となる企業は、効果があいまいな広告よりも効果が明確な広告に費用をかける傾向が強くなっているとしており、雑誌にとっても新しい収入モデルを探る実験になるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2004/041007.html
リンクシェア
http://www.linkshare.ne.jp/
( 永沢 茂 )
2004/10/08 12:11
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