マイクロソフトは13日、月例のセキュリティ修正プログラム(パッチ)として、Excelの脆弱性を修正する「MS04-033」を公開した。Office Updateで適用できる。深刻度は“緊急”。Windows向けのExcel XP/2000のほか、Mac OS向けのExcel 2001 for Mac/Excel v.X for Macが対象で、それらが含まれるOffice XP/2000と、Office 2001 for Mac/Office v.X for Macも対象となる。
MS04-033は、Excelに存在する外部から任意のコードが実行されてしまう脆弱性の修正パッチ。この脆弱性を悪用した場合、管理者権限のユーザーがログオンしたPCを、攻撃者が完全にコントロールしてしまう恐れがあるという。また、攻撃者がWebサイトから悪質なExcelファイルにアクセスするように誘導したり、Excelファイルをメールに添付して送信する場合もあるとしている。
なお、MS04-033は2003年10月に公開された「MS03-050」に置き換わるもの。Windows向けExcel XP/2000、Office XP/2000での深刻度は“緊急”、Mac OS向けExcel 2001 for Mac/Excel v.X for Mac、Office 2001 for Mac/Office v.X for Macでは“重要”となっている。
関連情報
■URL
MS04-033
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms04-033.asp
Office Update
http://office.microsoft.com/ja-jp/officeupdate/
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( 鷹木 創 )
2004/10/13 15:51
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