韓Daum Communications子会社の米Lycosは13日、“ソーシャルシェアリングプラットフォーム”と呼ぶ新種のWebコミュニケーションツール「Lycos Circles」のベータ版を発表した。
Lycos Circlesは、Webを介して家族や友人と話題を共有したり、議論をするためのツール。メーリングリストほどメール指向ではなく、ブログほど個人的なものでもない。また、グループウェアや掲示板ほど格式ばっていない気軽さが特徴だ。
Lycos Circlesにログインすると、誰でも無制限にグループを作成でき、グループ作成者がまず最初の話題を投稿できる。共有したいと思っている話題や写真、動画、音声、グリーティングカード、パーティーへの招待状、投票などである。グループには参加者のメールアドレスが登録され、その連絡を受け取った参加者がLycos Circlesに設けられたグループページにアクセス。そのページにコメントを書き込むことで参加者全員に連絡を取れる。Lycos Circlesのグループを作るのは、ちょうどメールでCCするような感覚だ。
例えば、親しい友人を含むグループを作成して「友人の結婚式のプレゼントには何がいいだろう?」という問いかけをすれば、そのグループの掲示板に友人からたくさんのアイディアを集めることができる。また、祖父母や親戚だけを含むグループを作成し、子供の画像をアップロードすることもできる。グループは無制限に作成でき、参加者が重複しても構わないため、メールとWebの双方の利点を使って話題を共有できる。
Lycos Circlesは数週間のうちに機能を強化する予定だ。デジカメ画像管理サービスの米Shutterflyとの提携により写真を印刷・配達できる機能や、書籍や映画の評論をしたり、音楽のプレイリストや音楽そのものを共有できる機能を提供するという。なお、Lycos Circlesのサービスはすべて英語で提供されている。
関連情報
■URL
Lycos Circles(英文)
http://circles.lycos.com/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/10/14 12:03
- ページの先頭へ-
|