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富士通、高速PLCモデムの試作機を開発して実証実験を開始


富士通が開発した高速PLCモデムの試作機
 富士通は、総務省関東総合通信局から高速電力線搬送通信(高速PLC)の実証実験が認可されたと発表した。同社では2004年内をめどに高速PLCの漏洩電界低減技術を検証する。

 高速PLCは、2MHz~30MHzの高周波数帯を利用し、コンセントからインターネットに接続できるPLC技術。既存の無線システムへの影響を与えるおそれがあるため、現在は漏洩電界の低減を目的とした実証実験のみ設備の利用が許可されている。

 富士通では独自の送受信アナログ回路チューニング技術などを利用し、漏洩電波を低減する高速PLCのモデムを開発。東京電力の協力を得て、東京電力の技術開発センターで漏洩電界の低減技術を検証する。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/10/18.html
  関連記事:総務省関東総合通信局、NECの高速PLC実験設備設置を許可
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/09/14/4638.html
  関連記事:東京電力、最大200MbpsのPLCモデムを利用した高速PLC実証実験[BroanBand Watch]
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/6491.html


( 甲斐祐樹 )
2004/10/18 20:16

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