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すべてのVoIPソフトに“電話番号”を付けるP2Pソフト「Peerio GNUP」


 SkypeなどのVoIPソフトは、自分から外部に電話をかけることができても、外部の電話ネットワークや固定電話からの着信を受けることができないという重大な欠点があった。この問題を解決するため、VoIP技術を開発している米Popular Telephonyは18日、すべてのVoIPソフトにユニークな“電話番号”を付与するP2Pソフト「Peerio GNUP」を発表した。11月1日にダウンロード配布を開始する予定だ。

 Popularの発表によると、Peerio GNUPはSkype、MSN Messenger、Liphone、Peerio、その他のSIPあるいはH.323クライアントなど、どのようなVoIPソフトにも対応しており、それらにユニークな電話番号を付与するという。P2P技術を使ったサーバー不要の技術により、VoIPソフトがネットワークに接続されて使える状態になったときにGNUP電話番号をアクティブにし、その情報をネットワークに伝播させる。電話番号がアクティブな間は他のネットワークからの電話を受けることができる。また、固定電話や携帯電話など外部の電話ネットワークからの着信に関しては、Peerio GNUPが提携するサービスプロバイダーやメディアゲートウェイを通して接続する。

 PopularのDmitry Goroshevsky CEOは、Peerio GNUPを開発した理由について「我々は今日、正当な電話利用者として認識されていない世界中の何百万ものVoIPユーザー市場に直面している。Peerio GNUPは、世界的規模でVoIPの双方向通話をついに実現するのだ」とコメントしている。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.peerio.com/news11.html


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/10/20 12:41

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