米Microsoftは25日、電子メール送信元認証技術「Sender ID」について修正を加えた新バージョンをIETFに提出したことを明らかにした。これに伴い、米AOLがSender IDの新バージョンについて賛同する意向を表明している。
Sender IDの新バージョンでは、同じ電子メール送信元認証技術である「Sender Policy Framework」(SPF)との互換性を保証するために仕様の一部を変更した。また、IETFで問題とされた、Microsoftが開発したPurported Responsible Address(PRA)による認証が義務付けられていた点を、他の認証方式も選択できるように変更した。
これに伴い、米AOLは25日、今回の仕様変更によりSPFとの互換性が確保されたとして、Sender IDに賛同する意向を表明した。AOLではすでにSPFの導入テストを行なっており、Sender IDは元々はMicrosoftが開発した「Caller ID」とSPFを統合した技術だが、SPFとの互換性が十分でないことなどから、Sender IDを支持しないことを9月に発表していた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(Microsoft、英文)
http://www.microsoft.com/presspass/features/2004/oct04/10-25SenderID.asp
ニュースリリース(AOL、英文)
http://media.aoltimewarner.com/media/cb_press_view.cfm?release_num=55254241
( 三柳英樹 )
2004/10/26 16:42
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