群馬県警生活環境化と生活安全特捜隊、伊勢崎署は、インターネットオークション「ビッダーズ」を悪用して、「機動戦士ガンダムSEED」などの海賊版DVDを販売していたカナダ国籍の大学生男性(24歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。25日、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が発表した。なお、ACCSが関与した摘発のうち「ビッダーズでの摘発は初めて」(ACCS)だという。
海賊版DVD販売の疑いで逮捕された男性は2004年5月上旬、ビッダーズを利用してアニメ「機動戦士ガンダムSEED」などを無断複製したDVD5枚を約16,000円で落札者に郵送販売していた。発表によると、販売されていたDVDは中国製と見られるDVDで、逮捕同日に行なわれた家宅捜索では、海賊版DVDのほかPCなど約200点の証拠品が押収された。
男性は2003年1月頃から逮捕されるまでに、全国約300人に対して海賊版DVDを販売し、約200万円の利益を上げていたとみられている。警察当局では余罪などについても捜査を進める方針だ。
ACCSでは2004年1月に、この男性が運営するWebサイトや「Yahoo!オークション」への出品状況を調査し、海賊版DVDの販売を確認。メールや内容証明郵便による注意喚起文書を送付したが、男性が海賊版の販売を続行したため、ACCSでは群馬県警に情報提供したという。
関連情報
■URL
コンピュータソフトウェア著作権協会
http://www.accsjp.or.jp/
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( 鷹木 創 )
2004/10/26 18:23
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