米Airgo Networksは、無線LANを高速化する技術「MIMO(Multi-Input Multi-Output)」に準拠したチップセットが、日本、アメリカ、EUなどで認可されたと発表した。
MIMOは、複数の送信アンテナを利用してデータを多重化した状態で送信し、複数の受信アンテナで受信する技術。スループットの高速化が図れるほか、周波数利用効率や電波到達距離の向上が期待できるという。
今回、Airgo Networksは、同社のMIMO技術を搭載し、IEEE 802.11b/gおよびIEEE 802.11a/b/gに準拠した「Airgo's True MIMO」のチップセットリファレンスデザインが日本の総務省をはじめとして、アメリカのFCC、EUのCE、カナダのIC、オーストラリアおよびニュージーランドのC-Tickにて認可されたと発表した。同社は、今後もWi-Fi Allianceが現在策定中の次世代無線LAN規格「IEEE 802.11n」にMIMO-OFDMが採用されるように働きかけて行く方針だという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.airgonetworks.com/certificationPR_102504.html
■関連記事
・ Airgo高木氏講演「最新の無線LAN技術MIMOの紹介と今後の無線LAN展開」(2004/07/23)
・ 米Airgo、最大108MbpsのWi-Fi互換チップセットをサンプル出荷(2003/08/19)
( 大久保有規彦 )
2004/10/27 19:38
- ページの先頭へ-
|