三重県のハローワークからPCの盗難により97人分の個人情報が流出

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三重県のハローワークからPCの盗難により97人分の個人情報が流出

　三重県労働局は27日、三重県上野市の公共職業安定所「ハローワーク上野」で所内のPCが盗難に遭い、求職者97人分の個人情報データが流出したことを明らかにした。

　盗難の事実は10月18日の朝、出勤した職員が発見。庁舎1階の窓ガラスが割られ、侵入された形跡があったため内部を確認したところ、1階事務室で使用している業務用のノートPC4台が持ち去られていたという。ハローワークでは18日に警察に被害届を提出した。

　盗難被害は、業務用のノートPC4台と盗難にあったPCの上に置いてあった求職票2枚で、PCのうち1台に求職者の個人情報が記録されていた。個人情報には求職者の名前、住所、生年月日、電話番号が含まれており、PCに記録されていたデータと求職票の合わせて97人分の情報が漏洩。PCにはパスワードなどの保護は設定されていないという。

　ハローワーク上野では、情報漏れがあった97人に事情を説明する文書を発送し、謝罪する方針。三重県労働局では事件を受け、再発防止のために各ハローワークおよび各労働基準監督署に対して、防犯対策を厳重にするとともに、PC内のハードディスクに個人情報の記録を残さないこと、パスワード保護など情報セキュリティの確保について指示したとしている。

関連情報

■URL
　三重県労働局
　 http://www.mie.plb.go.jp/

（三柳英樹）
2004/10/29 12:31

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