イーバンク銀行は1日、同行からの通知メールを偽装し、ログインパスワードや暗証番号などを盗もうとするフィッシング詐欺メールが発生していると発表した。イーバンク銀行では初のフィッシング詐欺メールだという。同行では、利用者のログインパスワードや暗証番号をメールで尋ねることはないとし、疑わしいメールに掲載されたURLにアクセスしないよう注意を呼びかけている。
フィッシング詐欺メールは、件名を「イーバンク銀行からのお知らせ[入金がありました]」とし、同行からの入金通知を偽装。メールに記載されたURLをクリックすると、支店番号、口座番号、ログインパスワードの入力を促すログイン画面にアクセスし、それらを入力すると「システム上の確認」と称して暗証番号を入力させようとする。
イーバンク銀行では、「そもそも、利用者のログインパスワードや暗証番号をメールで尋ねることはしていない」。その上で、フィッシング詐欺メールに騙されないようにするには、「不審なメールに記載されたURLを直接クリックするのではなく、あらかじめお気に入りなどに登録したイーバンク銀行のWebサイトからアクセスすること」などを利用者側の対策として挙げた。
今回のメールは、10月31日にイーバンク銀行利用者からの報告で発覚した。イーバンク銀行では、11月1日に警察などの関係機関に通報。「不審なメールや悪質な行為を発見した場合は、速やかに連絡して欲しい」と呼びかけている。
関連情報
■URL
フィッシング詐欺に関するご注意
http://www.ebank.co.jp/information/information_037.html
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( 鷹木 創 )
2004/11/01 16:32
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