デンマークのセキュリティベンダーであるSecuniaは、Internet Explorer 6(IE6)に任意のコードが実行される脆弱性があると発表した。Windows XP/2000上で確認されており、危険度は最も高い“Extremely critical”。なお、Windows XP SP2のIE6では脆弱性を確認できなかったという。
今回の脆弱性は、インラインフレームのHTMLタグ「IFRAME」の処理において境界エラーが発生してしまうことが原因だ。IFRAMEタグのSRC属性とNAME属性において、長すぎる文字列が含まれる場合にバッファオーバーフローが引き起こされるという。悪意のあるHTMLドキュメントを通じて攻撃された場合、外部から任意のコードが実行されてしまう可能性がある。
Secuniaによれば、セキュリティ関連のメーリングリストではこの脆弱性を狙った攻撃コードもすでに公開されているとし、危険度を最も深刻な“Extremely critical”と評価。マイクロソフトは「メーリングリストなどで情報は確認した。現在調査を進めているところだ」とコメントしている。
関連情報
■URL
脆弱性情報(英文)
http://secunia.com/advisories/12959/
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( 鷹木 創 )
2004/11/04 14:44
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