イー・アクセスは、2004年度中間期の決算を発表した。売上高は2003年度中間期比96億6,900万円(55.6%)増の270億6,500万円で、経常利益は34億3,800万円(617.2%)増の39億9,500万円。また、2004年9月末現在の同社ADSLサービス加入者数は177.8万人。
2004年度中間期の営業利益は45億7,800円、純利益は36億7,200万円で、第1四半期から引き続いて黒字を維持している。これについて同社では、AOLジャパンからのISP事業譲り受けによるISP事業とADSL事業の連携強化や、下り最大47Mbpsの新サービスの開始、提携ISPと連携した販促活動や独自チャネルによる加入促進を図ったことで新規のADSLサービス加入者が獲得できたためとしている。また、需要に応じた設備投資やネットワーク運用、カスタマーサポート業務の効率化による費用抑制などによるコスト競争力の強化も図られた。
ADSLサービスの会員数は、2004年9月末現在で177.8万人で、中間期で28.2万人増加した。なお、中間期の売上高のうち約4分の3が、提携ISPの上位4社(KDDI、日本テレコム、ニフティ、ドリーム・トレイン・インターネット)で占めており、同社では今後も上位4社を含めた特定ISPに対する売上高の割合が大きくなる見通しを示している。このため、ISPの業績が悪化した場合などには、同社の業績に影響を及ぼすとしている。
同社では今後も引き続きADSL事業に注力していく方針で、提携ISPや販売代理店との協力関係の強化や、顧客情報管理の徹底、顧客満足度などサービス品質の向上を図るとともにコスト削減に努め、収益性を重視して事業拡大を図るという。また、モバイル・ブロードバンドへの取り組みを積極的に進めるほか、FTTH事業についても採算性を考慮しつつ参入を検討するという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.eaccess.net/company/press/2004/041110-1.pdf
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http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/6309.html
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http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7340.html
■関連記事
・ イー・アクセス、下り最大47MのADSLを11月に下り50M超へと高速化(2004/08/11)
( 村松健至 )
2004/11/10 20:18
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