NTTは10日、2004年度の中間連結決算を発表した。売上高は前年同期比1.7%減の5兆3,216億円、営業利益は5.8%減の7,878億円、純利益は3.1%増の3,446億円だった。
主要グループ会社の状況を見ると、まずNTT持株会社では売上高が前年同期比41.3%増の2,001億円を計上するとともに、NTTドコモ株式の売却益である3,191億円を特別利益に計上したことなどにより、純利益は77.8%増の4,089億円に達した。
地域会社では、NTT東日本の売上高は前年同期比3.8%減の1兆714億円、NTT西日本が3.0%減の1兆291億円に止まった。ブロードバンドサービスの競争激化や固定電話サービスの市場縮小などが響いたという。営業利益は東日本が27.1%減の479億円、西日本が16.8%増の479億円。純利益は東日本が21.9%減の313億円、西日本が19.5%増の315億円だった。
NTTドコモも料金競争が激化する中で、売上高は前年同期比3.3%減の2兆4,520億円に止まった。営業利益も7.6%減の5,454億円、純利益も6.0%減の3,352億円となっている。
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ニュースリリース
http://www.ntt.co.jp/news/news04/0411/041110.html
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( 永沢 茂 )
2004/11/10 20:22
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