ビザ・インターナショナルは、同社を騙ってクレジットカード情報を詐取しようとする日本語のフィッシングメールに関して調査し、その中間報告を発表した。
このフィッシングメールは、「VISA認証サービス」のURLを記載したHTMLメール。URL部分には偽サイトへアクセスするためのURLが埋め込まれており、偽サイトにアクセスさせてクレジットカード情報を盗み取ることを目的にしている。
今回の事件に対してビザでは、フィッシングメールの偽URLからアクセスするWebサーバーがルーマニアにあることを確認。現地のISPに連絡してURLの削除を依頼した。また、米国本社のフィッシング取締対策本部にも報告。続いて日本国内のVISAカード発行会社に警告し、内部調査チームを発足させたという。
なお、ビザの初期調査では「不特定のアドレスにメールが配信されているとみられる」と分析し、個人情報の漏洩はなかったとしている。
関連情報
■URL
ビザ・インターナショナル
http://www.visa.co.jp/
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・ VISAカードの暗証番号を入力させようとする日本語フィッシングメール出現(2004/11/09)
( 鷹木 創 )
2004/11/11 19:08
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