大阪府警は11日、大阪府警東淀川署地域課の男性警部補(55歳)が出勤途中に、補導した少年少女2,146人分の個人情報を記録した携帯型メモリを紛失したと発表した。現在のところ、データの悪用や流出に関する報告はないという。
発表によると、紛失したメモリは警部補の私物で、長さ1.5cm、横5cmのスティックタイプ。2003年1月から2004年11月までの間に、東淀川署地域課が補導した少年少女の住所、氏名、補導日時を記録しており、「喫煙」「深夜徘徊」「飲酒」といった補導理由も含まれていた。
警部補は11月5日に、地域課のPCから携帯型メモリに補導記録をコピーして自宅に持ち帰った。8日午前6時20分ごろメモリを上着のポケットに入れて大阪府枚方市内の自宅を出たが、午前8時ごろ東淀川署に到着した後、紛失に気づいたという。
大阪府警では、データを私物の媒体にコピーすることを内規で禁じており、警部補に対して処分する方針だとしている。
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■URL
大阪府警
http://www.police.pref.osaka.jp/
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( 鷹木 創 )
2004/11/12 14:28
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