長野県警は11日、県警捜査二課と須坂署などが架空請求詐欺の容疑で男性3人を逮捕したと発表した。逮捕されたのは東京都東久留米市の萩原公貴(無職、42歳)、千葉県松戸市の藪崎勝巳(無職、32歳)、東京都足立区の砂金講一(自称自営業、46歳)の3人だ。
拳銃と実弾約50発を所持し銃刀法違反でも起訴されている萩原被告は氏名不詳の者と共謀して、架空の会社名「中央債権回収サービス」を騙り詐欺を働いた。須坂市の女性などに対して「電子通信料金未納分について、通信会社からの委託を受けた」などと書かれたはがきを郵送し、「料金の未払い分で訴えられている」と偽って、約100万円を2回に分けて送金させたという。
薮崎、砂金両容疑者は、料金の振り込みに利用された銀行口座の開設し、キャッシュカードなどを詐取した容疑で逮捕されている。
国民生活センターによると、中央債権回収サービスとみられる「チユウオウサイケンカイシユウサービス」の全国における相談件数は9月1日~30日までで453件。長野県警では、県内で把握しているだけで、本件を含めて9件合計500万円がだまし取られているという。
関連情報
■URL
長野県警
http://www.avis.ne.jp/~police/
架空請求に関する相談件数が多い上位30業者(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/kakuseikyu_list_pio200409.html
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( 鷹木 創 )
2004/11/12 18:04
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