ライブドアは、同社が運営するブログサービス「livedoor Blog」の利用規約を11月12日付で変更した。この規約変更の内容について、ユーザーから不満の声が多く上がっている。
利用規約の変更箇所は2点。第5条の「禁止行為」では、「ウェブログに自動的に表示している“フッタ”を非表示にする行為、しようと試みる行為」が、「ウェブログに自動的に表示している“リンク、画像”を非表示にする、もしくはしようと試みる行為」に改められた。
また、第8条の「ウェブログの公開について」では、「“当サイトの宣伝を目的として”利用者への通知なしに自由に利用することができる」との記述から“当サイトの宣伝を目的として”との部分が削除され、「全てのコメントおよびトラックバックを含むウェブログについて、弊社は利用者への通知なしに無償で利用ですることができるものとし」と改定。さらに「利用者は、弊社及び弊社の指定する者に対し、著作権等を行使しないものとします」との文言が付け加えられた。
この規約改定について、特に著作権の扱いを中心としてlivedoor Blogのユーザーから疑問や不満の声が相次ぎ、利用規約を告知したブログ記事には11月15日時点で200を超えるトラックバックが寄せられた。これを受けてライブドアでは「著作権はライブドアに帰属する意味ではなく、あくまでユーザーに帰属する」とした上で、「宣伝かどうかの定義をすることが困難な場合があるためにこのような定義とした」との補足説明を発表した。ただし、この補足を踏まえて規約の文章を改めるかという点に関しては、現時点では明言されていない。
関連情報
■URL
利用規約の一部変更のお知らせ
http://blog.livedoor.jp/staff/archives/9219857.html
利用規約一部変更についての補足
http://blog.livedoor.jp/staff/archives/9326120.html
livedoor Blog
http://blog.livedoor.com/
( 甲斐祐樹 )
2004/11/15 20:32
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