イー・アクセスは、同社が検討を進める1.7GHz帯を利用したモバイルブロードバンドサービスについて、W-CDMA技術の採用を決定したと発表した。
イー・アクセスでは、2004年2月にTDD方式のTD-SCDMA(MC)を採用したモバイルブロードバンドサービスの提供を発表しており、同技術を用いた実証実験を行なっていたが、総務省がFDD方式向けに1.7GHz帯を開放する方針を9月30日に発表したことを受けて、FDD方式による1.7GHz帯への参入を表明。さらに今後は2GHz帯のTD-SCDMA(MC)ではなく、1.7GHz帯のFDD方式に注力するという方針を示していた。
FDD方式で採用する技術としては、IMT-2000に準拠したW-CDMA、CDMA2000という2方式の検討が進められていた。イー・アクセスでは同社調べによればW-CDMAを次世代技術として採用する可能性のある国が約200カ国と多く、将来国際ローミングの可能性が高いことから、W-CDMAがよりよい選択肢と判断、W-CDMAの採用を決定したとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=251
関連記事:イー・アクセス、「今後は1.7GHz帯のW-CDMA/CDMA2000方式を優先」[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7340.html
( 甲斐祐樹 )
2004/11/24 16:16
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