サン・マイクロシステムズは30日、AMD64プロセッサに完全対応したOS「Solaris 10 オペレーティングシステム」を発表した。ライセンス料は商用、研究目的など使用目的に関わらず無償で、サポートサービスを有償で提供する。2005年1月31日から無償ダウンロード提供を開始し、2月からは有償のメディアキットも販売する。
Solaris 10は、SPARC、x86、AMD64、EM64Tなど各種プロセッサに対応したOSで、システムの修復作業をOS自身が自動で行なう予測的セルフヒーリング機能や、システム性能の低下の原因解明を容易にするダイナミックトレース機能に対応。統合デスクトップ環境「Sun Java Desktop System」を搭載し、StarSuiteオフィスツール、Mozillaブラウザ、Evolutionメール・カレンダークライアントなどを利用できるライセンスが付属する。また、LinuxアプリケーションをSolaris 10上で動作させる機能を、今後のアップデートにより実装する予定としている。
サポートサービスは搭載するCPUあたりの年額制で、OSのアップデートや修正パッチの利用、90日間の導入・設定サポートなどが利用できる「ベーシック・サービス」は15,120円。1日12時間の電話サポートなどが受けられる「スタンダード・サービス」は30,240円、週7日・24時間の電話サポートなどが受けられる「プレミアム・サービス」は43,200円となる。重要なセキュリティ問題を解決するためのセキュリティ修正モジュールに関しては、サポートサービスを購入しないユーザーでも無償で利用できるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://jp.sun.com/Press/release/2004/1130.html
製品概要
http://jp.sun.com/software/solaris/10/
( 三柳英樹 )
2004/11/30 17:11
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